平成29年度、日本校夏期特別講座を下記の通りご案内致します。

7月29日(土)、7月30日(日) 10:00~16:00 日本中医食養学会
 調理の基礎・夏と長夏の薬膳料理
 中医薬膳専科の受講者の皆様には、日本中医食養学会により普段の講義とちょっと違う特別講義を用意致しました。調理の基礎(夏の食物の扱い方とスープの基本)や、夏と長夏の薬膳(薬膳ご飯・主菜・スープ・お茶など)の調理実習を行います。
 受講対象:中医薬膳専科在校生(無料、申込必要。同じ内容を2回行いますので、一人に1回のご参加です)。

7月29日(土)、7月30日(日) 10:00~16:00 李 紅岩 先生
  解剖学
 解剖学とは、生物体の組織や器官の配置、相互関係、および構築を調べることを主要な目的とする学問です。肉眼で解剖しながら構造を調べる肉眼解剖学と顕微鏡によって組織や器官の微細な構造を調べる組織学があります。
 解剖学を学ぶことで、臨床診断や外科的手術の際に重要な役割を果たせる。なお、内臓、骨格、靭帯、筋、神経、脈管などの解剖位置を把握することは、芸術(美術)やスポーツなどにもつながります。本講座では、大量のイラストを使い、面白く理解し易く人体の構造を説明します。気功整体専科を勉強される方だけではなく、中医薬や薬膳を学ぶ皆さんにも大変有意義な講義になると思います。
 李 紅岩 先生のプロフィール:日本校非常勤講師。遼寧中医薬大学卒業、2003年東京医科大学医学部にて医学博士号を取得、中国鍼灸・推拿など幅広く教育活動を行っています。
 受講対象:医学気功専科在校生(無料)、他コースの在校生及び卒業生(有料)、一般の方(有料)、二日間連続講義。

8月5日(土)・6日(日) 10:00~16:00 韓 濤 教授
 中薬の臨床応用技巧
 中医の弁証論治とは、整体的・系列的な考える過程である,正確な診断や弁証では正確な治療とは言えない。医師としての要は、先ず使用する薬物の性味・効能をよく知ることです。こうすれば「弁証立方」(弁証・方薬を決める)の時に成算が立てて、「方証相宜」(方薬と証が一致する)ができます。皇甫氏(嵩)はこう言いました:“医之為道,莫於識薬性。薬性明,斯能処方用薬応病。”
 医聖・張仲景の臨証用薬の処方を見渡すと、多くは4~7味の生薬を使用しています。薬味は少ないが、効果は確かに良いということで、「経方」と崇められて千年も前から伝われ、未だに応用されています。しかし、今の多くの中医(師)は20味以上の生薬を使うこともあるが、治療効果はあまり良くない。その原因を追究すれば、薬物の効能をよく知らないからです。
 薬には四性五味、升降浮沈などの属性があります。その味と性を念入りに観察しなければならない。同じ薬物は異なる病証を治療できますし、逆に同じ病証に対して、異なった性質を持つ薬物を用いることもあります。なので、同一薬物に対する違った解釈が明かされています。これによって、臨床用薬の特色が浮かび上がります。
 この講座は、臨床で常見する病証を例にして、著名な老中医の臨床経験や薬使いの技巧を総括し、皆さんの用薬治療・薬膳治療に大いに裨益や啓発することを期待します。以下は主な内容です。
   一、内科、婦人科、皮膚科、眼科及び耳鼻咽喉科の常見する病証への中薬応用と経験
   二、常見する中薬の用量の技巧
   三、常見する中薬の特殊な効能
   四、薬対の応用
   五、角薬の応用
 韓 濤 先生のプロフィール:1990年に遼寧中医学院方剤学部で修士学位獲得。1990年~1999年に中国中医研究院北京針灸骨傷学院基礎部に勤め、助教授資格獲得。なお、1997年~1998年に衛生部笹川奨学金を得て日本国立金澤大学で抗癌薬の作用メカニズムについて一年間研修された。1999年より現在に至って北京中医薬大学基礎医学院方薬部にて助教授として勤務されていた。2003年に北京中医薬大学中西医結合免疫専攻学科で博士学位獲得し、副主任医師となった。2004年より修士学位の指導員となった。「中西医結合で重症筋無力の治療の研究討議」など、多くの論文が発表された。
 受講対象:すべての在校生及び卒業生(有料)、一般の方(有料)、二日間連続講義。

8月19日(土) 10:00~16:00 周 軍 先生
 不妊症の特別セミナー(第二弾)
 昨年度の「不妊症」のシリーズ講座が大変好評されました。今年も引き続き開催いたします。
 高齢の不妊で悩んでいる方が多い一方で、40代であっても無事に赤ちゃんを授かり、出産している方もたくさんいらっしゃるのも事実です。
 漢方薬を取り入れることにより、卵巣機能を改善し、妊娠することができた、という体験も少なくありません。また、漢方薬で月経の調節や、ストレスの緩和及び流産の予防することができます。
 今回のセミナーは40代の不妊治療の女性のためのほかに、多嚢胞卵巣症候群の中医学対応や病院の不妊治療(体外受精)に合わせる中医学の調節方法を皆様に紹介したいと思います。

日 期 時 間 講 義 内 容
 8月19日(土) 10時~12時  ①40代女性の中医不妊治療(卵巣機能改善)と症例紹介 
 ②多嚢胞卵巣症候群の中医治療の特徴 
 13時~16時  ①体外受精中、品質の良い卵子を採るためと漢方
 ②移植準備と中医学対応
 ③流産の予防と中医学

周 軍 先生のプロフィール:女性、中国・北京市出身、中国中医薬学会会員、世界中医薬学会連合会未病学会会員。1983年中国北京中医薬大学中医学部卒業、中国北京朝陽中医医院中医科医師、1989年同医院中医科主治医師(講師);1993年来日、日本中医振興協会にて中医学講師、漢方相談の中医アドバイザー;1997年 千葉の漢方専門薬局で中医アドバイザーとして勤務;1998年日本中医薬研究会の専任中医学講師として中医学普及の仕事に従事;2015年新日本漢方株式会社、中医学講師;中医不妊症専門講座を東京、大阪、福岡、仙台にて開催;2016年 漢方養生堂 中医アドバイザー;得意な分野:中医婦人科(不妊症)、中医内科(精神疾患)。
 受講対象:すべての在校生及び卒業生(有料)、一般の方(有料)。

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