平成26年10月生学校説明会での学長挨拶

 皆さん こんにちは。
 本日はご多忙の中、当校の学校説明会へご出席頂きまして、誠にありがとうございます。
最初に北京中医薬大学・北京本校の情況を簡単に紹介したいと思います。
 北京中医薬大学は、1965年に設立された大学です。中華人民共和国成立後、最初に設立された中医薬大学の一つで、中国には27校の公立中医薬大学がありますが、唯一の国立中医薬総合大学です。他校と違い中国政府教育部(文部科学省)・衛生部(厚生労働省)・国家中医薬管理局の共通管轄される重点大学ともなっております。
 北京中医薬大学は、主に中医師・鍼灸推拿医師や研究者の養成など、伝統中医薬事業の振興と発展、更に海外展開に大いに貢献してきました。現在は30ヶ国と連携し、中医学の教育をしております。
 大学には専攻学部が9学部あり、基礎医学院(中医学)・臨床中医学院・中薬学院・鍼灸(推拿)学院・護理学院・製薬工程学院・公共衛生事業管理学院・工商管理(中薬企業)学院・法(医)学院などです。また、天津南開大学、北京清華大学、北京師範大学、対外経済貿易大学、日中友好病院などと連携し、共同で新世紀の高レベル人材の育成に努めています。
 北京中医薬大学は、科学研究にも特に力を入れており、中医基礎医学研究所・中薬研究所、中医臨床研究所も設けております。
 2014年7月現在、全日制在校生9,000名あまりが在籍し、修士課程と博士課程の在校生は3,000名余りいます。在学生の中で国外からの留学生が13.3%占めます。
 北京中医薬大学には、他の中医薬大学には真似ができない程の教師陣がおります。4,000名余りの職員のうち、教授陣(助教授・主任医師・副主任医師を含む)が972名います。
 また、学校には三つの附属病院(東直問病院・東方病院・第三附属病院)合わせて1,500床以上のベッドがあり、最先端設備を備えた中医総合病院で、全国から患者が集まり、中医学を勉強する学生に大変良い臨床実習環境を提供しています。また、日中友好病院など37ヶ所の西洋医学を主とする病院も北京中医薬大学の臨床実習の場となっております。さらに製薬工場もあり、薬学の実習の場を提供しております。
 中国政府が中医薬の教育を全力でサポートし、学校の教育環境を改善するため、教育資金を投入し校舎の拡張もしております。現在は、学校に校舎が二つあり、一つは和平里校舎で、もう一つは郊外の房山にあります。ただいま、房山の校舎は増設をしており、2016年、学校が設立60周年の時に完成する予定です。増設後の房山校舎地は、約29万坪で、およそ東京ドームの20個分になります。また新校舎内に、600床の附属病院も同時に建設されます。
 日本校は、北京中医薬大学が海外にある唯一の分校であり、国家が承認する海外の中医薬教育センターでもあります。その歴史は1991年の開校以来から2002年の教育カリキュラムの新規充実を経て今日に至っています。
 この23年間の歴史の中で多くの中国医学を学習した学生達がそれぞれの環境の中で活躍しています。学生達は日本での中国医学の担い手として中心的な役割を果たしてきました。日本各地から学生が集い中国医学の核として地域医療の発展にも貢献しています。医師や薬剤師・看護師の皆さん以外にも、職場や家庭での生活に中国医学を活用している人たちがたくさんいて、北京本校には無い日本校の特徴の一つとなっています。
 日本校は今後も伝統医学の牽引者になるよう努力したいと考えており、多くの方々の健康と生活の向上のために鋭意努力を重ねてまいります。長い伝統と経験を持った本校から来日した、教授陣による講義は「ほんもの」志向の皆様方に支持される医療として未来への継承・発展とをお約束いたします。
 最近、日中両国の間にいろいろなトラブルがありますが、民間の交流には影響はありません。
 医学は、全人類の健康と長寿のためにあり、人種や民族に関係なく、国境の無い自然科学です。人類の健康に有益であれば、それをサポートするべきです。北京中医薬大学本校は、全力を尽くし日本校に協力して、日中の伝統医学の発展を促進し、日中両国民の健康に貢献するよう心がけていきたいと思います。今後も日本一の中国医学の伝道を誠心誠意、職員一同であたる覚悟ですので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
 ご清聴有難うございました。

2014年7月19日
北京中医薬大学日本校
学長 高 鶴亭

日本校と北京中医薬大学との協議書が再締結されました

 去る11月5日、北京中医薬大学日本校の高鶴亭学長と植松捷之理事長が北京本校を訪問し、本校の高思華学長に熱意溢れる接待を受けました。友好的な雰囲気の中で充分に話し合ってから、続けて合作する新たな協議書を調印しました。
 会談の際、植松理事長が、長い間にわたる北京本校よりの力をこめたサポートに対して感謝の意を表し、日本校の現状と今後の目標を高思華学長に報告しました。高思華学長は日本校の成果を高く評価し、今後の日本校における中医薬教育などに関する事項について意見を述べました。
 北京本校は長期間、中医薬を世界中に広げるように、様々なかたちで尽力してきました。日本校と20年間協力し、日本に中医の知識及び中医文化を大いに発揚し普及してきました。北京中医薬大学は、日本での知名度もだんだん高くなってきました。日中双方の合作が絶え間なく深くなることによって、これからも中医学が益々多くの日本人に重視され、多くの方々の役に立つことが果たせると信じております。

国際中医薬膳師能力認定試験の協議書が更新されました

 この度、北京中医薬大学日本校の植松捷之理事長が北京にて中国中医薬研究促進会を訪問し、国際中医薬膳師能力認定試験に関する事項について、高 武秘書長(副会長)及び副秘書長と会談し、協議書に調印しました。
 高 武秘書長は、いままで日本校が果たした中医薬膳分野の教育成果を認め、より高レベルな中医薬膳師を育成するための教育方針について意見を表しました。
 日本校の中医薬膳専科は、中医学の理論に基づき、日本の食文化も取り入れ、食養・食療の発展をさせ、日本の社会へ貢献できるような人材を育成するため設けた教育コースです。

2006年国際医学気功シンポジューム
「優秀論文賞受賞報告」北京
北京中医薬大学日本校 教授 宋 海君

還童功453例の臨床観察報告

 筆者は、1988〜1991年及び1995〜2006年初めまで、中国及び日本で還童功を教え、その数が、延べ一万人以上に達した。臨床経過を観察し、453例をまとめた。
 その結果、本功法は身体を健康にし、疾病を取り除き、老化予防並びに寿命を延ばす効果が認められた。また、ダイエット・強腎・臓腑機能の調節・胃腸の蠕動を促進し、便秘の予防と治療等に、顕著な総合的治療作用があると認められた。特に、腰椎病変(ヘルニア等を含む)・腎臓病・白髪が黒くなる及び腰部のダイエットに、特に有効性があった。今回、453例の患者の、半年〜3年間前後の練功による変化を、以下の通りまとめた。

1. 臨床観察表

病名\療効 全快顕効有効無効合計
 白変黒10251036
 腎炎・腎のう腫952016
 ヘルニア1991029
 坐骨神経痛830011
 腰痛160900169
 肝炎41005
 便秘2920031
 生理痛1331017
 胃炎・胃潰瘍2553033
 前立腺肥大症850013
 神経衰弱21125038
 ダイエット171210039
 骨粗鬆症583016
 総計32899260453

2. 典型的な症例

①T.H 男性 55歳  練功一年で白髪が減少し、体重も5㎏減少した。
② 練功三年目に標準体重となり、合計で12kg減少した。定期健康診断では、身長が3.2㎝伸びていた。
③ S.T 女性 80歳  主訴:骨粗鬆症。肝及び腎機能異常。練功半年で骨密度が正常になり、肝及び腎機能が回復した。また、白髪も減少した。
④ S.H 男性 62歳  主訴:C型肝炎。練功一年五ヶ月及び月に1〜2回の外気治療を施術。施術後、病院における検査で、肝機能異常は認められなかった。また、白髪も減少した。

3. 功法の紹介(還童功)

1、坐勢
 背筋を伸ばし、気持ちを落ち着かせて、椅子に腰掛ける。両手で球を抱えるようにする。
2、左右平円勢
 「丹田」を中心とし、左右に円を描くように腰を廻す。左右、各36回。
3、左右立円勢
「丹田」を中心とし、縦に円を描くように腰を廻す。左右、各36回。
4、前後立円勢
「丹田」を中心とし、前後に縦に円を描くように腰を廻す。前後各36回。
5、作用(効果)
 帯脈を通調させ、臓腑の機能を調節し、先天の元気を伸びやかにする。脊椎の病変・腰痛・骨棘(骨増殖体)・内臓病(特に消化系と泌尿系)の疾病には、素晴らしい治療効果が得られる。また、ダイエット・身体を健康にする等の効果がある事から、長時間に及ぶ頭脳労働者には、最も理想的な練功法であると言える。

4. まとめ

 還童功は、老化を予防し、寿命を延長させ、若さを保つ、疾病を除去して身体を健康にする等において、特殊な効果が有る事が認められた。この古典功法に対する認識と研究は、点から面へ、浅部から深部へ、感性的な認識から理性的な認識へ、そして、臨床治療効果から科学論拠までの過程の中で一歩一歩発展して来た。この研究の目的は、還童功の応用と普及により、積極的な社会公益を求める為である。私は、この功法の受益者の一人として、皆様に還童功を推薦したい。皆様が還童功を実践することで、活力ある有意義な生活を送る事を願っている。


フロントページご挨拶北京中医薬大学の紹介日本校の紹介
カリキュラム概要中医中薬専攻科中医中薬専攻科通信課程中医薬膳専科医学気功整体専科
研究科(薬膳・気功)中医臨床研究科各コースの特徴講師紹介国際資格認定制度関連施設・団体卒業生のメッセージ
募集要項所在地マップとアクセスリンクもの知り中医学トピックスブログ