日本中医学院の紹介Introduction

学院概要

本校の前身は、平成3年(1991年)11月に設立された「北京中医薬大学継続教育日本分校」です。2002年に「北京中医薬大学日本校」に校名が変更されました。本校は日本の伝統医学志向の強まりと中国の中医薬の国際化の施策が合致して生まれたもので、日本における初めての伝統医学の大学教育機関となり、300余名の卒業生を送り出してきました。

日本には、伝統的な漢方医学があります。しかし臨床中心の治療医学であり、医学教育体系の欠落がありました。中国伝統医学の中医学は、その欠落を埋めるに十分な世界三大医学の中でも最高の権威ある医学です。北京中医薬大学はその医学教育体系を日本で行うという画期的役割を果たし、その伝統は日本中医学院にそのまま引き継がれております。

世界保健機構(WHO)の指導理念は伝統医学の生活化であり、その中核を成す「中医学」の国際化は一層拡大普及しております。日本中医学院は日本で最高の中医学を学べる教育機関であり、皆様に大いに日本中医学院を役に立てていただくことを願い、日本中医学院にて学ばれることを心から歓迎いたします。

住所 〒113-0033 東京都文京区本郷1-8-2
TEL 03-3818-8531
FAX 03-3818-8532

JR総武線水道橋駅東口より徒歩5分
都営地下鉄三田線水道橋駅A1出口より徒歩2分
都営地下鉄大江戸線本郷三丁目駅より徒歩8分
東京メトロ地下鉄丸の内線本郷三丁目駅より徒歩8分

沿革

1956年 「北京中医学院」(Beijing College of Traditional Chinese Medicine)本校設立
1991年8月 「北京中医学院継続教育日本分校」設立の協議議定・調印
1991年10月 第1期生入学
1992年12月 社会人教育部併設
1993年 本校の名称が「北京中医薬大学」(Beijing University of Traditional Chinese Medicine)に変更され、総合大学となる
1994年12月 第1期卒業生誕生(32名)
1995年11月 北京本校にて海外校初の卒業式開催(第2・3期生)
1996年5月 第1回国際中医師・鍼灸医師能力認定試験開催(主催:中国国家中医薬管理局)
(以降毎年1回開催)
1996年9月 北京本校40周年記念祝典開催
1997年9月 日本分校第1期大学院修士課程・師弟伝授教育課程開講
1999年7月 第2回国際薬膳学術シンポジウム開催(中国中医薬学会共催)
2002年3月 新法人組織日中伝統医学協会発足、校名を北京中医薬大学日本校と改め、教育事業運営
2002年4月 在校生サポート開始、21期生(平成14年10月生)募集開始
2002年5月 1新組織発足「日中国交回復30周年・国立北京中医薬大学日本校開講式典」記念行事開催
2002年10月 国際中医薬膳師認定試験実施
第2回国際中医薬教育シンポジウム開催(北京)
2003年9月 世界中医薬学会開催(北京)
世界中医薬学会連合会発足(国際中医師・鍼灸師能力認定試験の主催)
2004年5月 世界医学気功シンポジウム開催
2005年10月 日本校第一期専攻科卒業式典(北京本校)
2006年1月 北京中医薬大学日本校提携薬局「北京厚済薬局」開店
2006年9月 北京中医薬大学設立50周年
2018年1月 日本中医学院と校名を改める
2018年3月 北京中医薬大学中医薬継続教育培訓基地となりました

年間行事

4月 春期生(4月入学)オリエンテーション
授業開始、履修科目登録
国際中医薬膳師能力認定試験(春期)
5月 秋期生(10月入学)募集開始
6月 3年秋期生(10月入学)卒業総合試験対策セミナー
国際中医師試験受験対策セミナー
7月 3年秋期生(10月入学)卒業試験
秋期生(10月入学)入学説明会
8月 夏休み
特別講座多数開催
9月 授業開始、履修科目登録
1年秋期生(10月入学)卒業総合試験対策セミナー
1年秋期生(10月入学)卒業試験
国際中医薬膳師能力認定試験受験対策セミナー(秋期)
卒業式(1年・3年秋期生)
10月 秋期生(10月入学)オリエンテーション、授業開始
国際中医師能力認定試験
国際中医薬膳師能力認定試験(秋期)
秋期海外短期研修プログラム
(臨床実習、北京中医薬大学付属病院)
11月 春期生(4月入学)募集開始
日本中医学院文化祭
12月 国際試験合格発表会
年末年始休み
1月 授業開始
2月 3年春期生(4月入学)卒業総合試験対策セミナー
春期生(4月入学)入学説明会
3月 1年秋期生(4月入学)卒業総合試験対策セミナー
1年・3年春期生(4月入学)卒業試験
国際中医薬膳師能力認定試験受験対策セミナー(春期)
卒業式(1年・3年春期生)

関連施設団体

日本中医食養学会

日本中医食養学会は1993年に、国立北京中医薬大学日本分校で学んだ諸氏が、日本の中に正しい薬膳、即ち中医学理論に基づいた薬膳を普及させたいとの理想を持って始めたものであります。
日本中医食養学会の理念、目的、発展は人間の生涯で重要な課題、すなわち「食養」を柱とし、これによって健康維持、病気予防、治療促進、老化防止をする。「食養」は予防(未病を治す)を中心としたもので、食医は治医より格が上であることは、古代中国の文献でも明らかです。

このような精神を受け継ぎつつ、人々が求めている「健康」を願う心を真剣にとらえ、人類すべてが幸福に暮らせるよう、健康で明るい食生活を提案していきたいものと考えております。

日本中医食養学会は平成21年に設立15周年を迎え、記念学術大会が虎ノ門パストラルホテルにおいて開催されました。「いま、現代栄養学と薬膳が手をつなぐ」のスローガンのもとに、会員、一般、来賓合わせて300名を超える薬膳研究者が全国各地から馳せ参じ、薬膳に対する人々の関心の高さがあらためて示されました。

日本中医食養学会の主な活動:
学術活動 各種薬膳講座、学術研究発表会、学術シンポジウム、薬膳講師養成講座の開催、専門家との交流等
薬膳指導員認定 年一回の認定試験実施、セミナー開催、試験問題集発行等
薬膳アドバイザー資格認定証書の発行 各種薬膳料理教室への講師派遣 「薬膳、食養」新聞発行 活動ニュース、薬膳レシピ連載、薬膳グルーブ紹介等
薬膳関連書籍の出版 「薬膳ハンドブック『食物性味表』」「学術研究発表要旨集」等
国内・海外研修旅行  以上の活動を行って、人的交流をも含めて、「今を生き抜き、将来への命を育む」ことへ貢献したいと考えております。多くの方のご支援、こ鞭撻を心よりお願い申し上げる次第であります。

日本中医会

現在の日本においては健康に関心が高まり、中医学が社会で果たす役割も大きくなってまいりました。北京中医会は、1999年に北京中医薬大学日本分校の卒業生により設立された同窓会です。いまでは会員数も100名を超え、北京中医会に対する期待も大きくなっています。

主な活動内容としては、会員に対する中医学の学術普及活動です。毎年研究課題を決め、漢方・針灸・気功治療だけでなく、薬膳からのアプローチも含めた効果を研究しています。また、研究課題についての講演会及び中医学全般に関する講演会を開催するなど、卒業後も中医学の知識を深め、勉強を継続できるような体制を整えています。

また、平成17年4月には九州支部も発足し、会員活動の支援を行うことで遠隔地会員間の交流を促進しています。
今後も北京中医会では、日本中医学院を卒業後も中医学の情報を提供すると共に、中医学の知識を深め、臨床にお役立ていただきたいと考えております。
<活動計画>
会報の発行(年6回程度)
日本中医学院の支援活動(生徒の募集協力等)
学術交流活動(日本中医学院との合同講演会の開催、症例報告・学術論文の募集等)
地域活動の支援(九州支部の勉強会開催支援など、会員活動の支援)
会員間の交流促進
会員増強活動