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2019年02月21日

名老中医の養生談③
――養生放談


万有生先生、男性、1917年9月生まれ。

江西中医学院の教授、附属病院中医内科主任医師です。万先生は77歳の時、とても健康であり、いつも血色のいい顔をしていて、いかにも元気そうでありました。記憶力が減退されなく、研究や臨床の仕事を中断せず、論文を書き続けています。視力も良くて、診察や処方をする時に老眼鏡要らないです。専門著作を十数冊、論文を百篇あまり発表されました。彼の養生格言は「正直・勤勉・秩序・清潔・節制・情趣」の十二文字です。

万先生は、「健康長寿に、心身二つの方面が含まれる。中医では、形(身)と神(心)は統一であると認識している」と言っています。彼の体得を下記に纏めます。

まず、精神(希望や夢)を託し、自分を従事する仕事を愛し、一生勉強し続ける。先生は、数十年間、朝から晩まで中医学をせっせと勉強していて、他人から見ると辛いと感じるが、自分ではいつも楽しくやっています。中医学の本を手にすると、心が寧静な世界に沈んで、その楽しさがなによりも悠々自適である。

次は、自分の生活や仕事の筋道を整然と秩序立つことです。先生は、いつも規則正しいリズムで生活しています。秩序があり、清潔である生活スタイルが好きで、無秩序で筋道が通っていないことを許せない。

第三は、世外の桃源は存在しない。先生は、戦乱の時代や悪運に何度も遭ったが、その時はいつも自分の強靭な意志と信念で乗り越えてきた。楽観的な態度で、体力を使う労働に参加する。それで、身体も強くなってきた。先生は、いつも名利をあっさりしていて、「知足常楽、安貧楽道」という言葉で自分を慰めます。

第四は、生活の趣味を持つことです。先生は、趣味たくさんあって、例えば、詩、書、囲碁、絵など皆好きです。昔から、格律詩をたくさん書いた。北京の『中華詩詞年鑑』に先生の「七律・長沙懐古」を収録された;書道は顔体と柳体が好き;絵は水墨の方が好きです。そのほか、京劇や地方の劇も大好きです。いろんな趣味を通じて、生活を楽しむことで、何時までも若々しい活力を持ち、健康にとても有意義です。

第五は、「慎風寒・節飲食」をすることです。年取ると、飲食について注意しなければならない。さっぱりした素食を中心に、豆などを多く撮るとうに心がける必要があります。煙草や酒を控えめにする。先生は、普段よくにんにく、生姜、山楂、柚子の皮などを漬物にして食べ、順気化痰消食を求めます。気候の突然変化があったら、すぐに衣服を加減しなければならない。なお、風寒に遭った時、直ぐ自分が処方した「寒感霊沖剤」を飲み、風邪を防げます。もし、ちょっとお腹の脹満を感じたら、即に「藿香正気水」或は「保和丸」を服用すれば、早めに治せる。

先生は、身体に少し不具合を感じたら、直ぐに対応し、未然を防げることはとても大事だとおっしゃっています。病気になってから治療を受けるのは手遅れの恐れがあり、身体の正気が損傷されます。