去る10月25日、世界医薬学会連合会が主催する第二十一回世界中医薬大会が、フランス パリのユネスコ本部ビルのホールにて開幕されました。
今回の大会は「中西文明の相互視を促進し、中医薬のグローバル共有を促進する」をテーマに、中国、シンガポール、アメリカ、オーストラリア、フランス、日本、カナダ、スイス、イギリスなど34の国と地域から約1000人の中医専門家や政府関係者、企業代表が会議に参加されました。
日本中医学院は植松捷之理事長と教務課の李紅が参加致しました。
世界連盟副会長、中国工程院院士の張伯礼、フランス・中国中医薬センター主席の呉宛霖、中国国家中医薬管理局副局長、中国工程院院士の黄璐琦、ユネスコ副総幹事の曲星、在フランス中国大使館公使が開会式に出席し挨拶されました。
世界連盟副会長の張伯礼氏の挨拶の中でのお話しによると、現在中医薬は世界196の国と地域に広まり、中国とASEAN、EU、アフリカ連合、ラテンアメリカ共同体などの協力機構の重要な分野になっているとのこと。世界で鍼灸、マッサージなどの中医学技術治療を受けた人数は、世界総人口の1/3以上に達しています。中医薬は人類の健康共同体を構築する重要な内容になり、特に新型コロナウイルスに直面し中医薬は優れた答えを提出したとのことでした。
翌10月26日には論文発表や理事会なども盛大に開催されました。
次回大会は来年、オーストラリアのシドニーで開催する予定です。
【日本中医学院 事務局】