以前は、世界各地に鍼灸師をはじめとする中医薬医療の従事者が多数存在しているにも関わらず、客観的な技能・能力の評価基準が存在せずに各人のレベルの差も大きいことから、中医学に対する誤解が生じ、トラブルも多発していました。

そこで、1991 年、中国政府及び世界保健機構（WHO）の援助を受けて試験センターを設立し、中国スタンダードによる能力認定を開始しました。
これまでに台湾・香港・マカオ・韓国・日本・シンガポール・ニュージーランド・マレーシア・アメリカ・カナダ・ドイツ・イギリス・イスラエル・ブラジル・アルゼンチン・ベルギー・フランス・スイス・スペインなど、20 数か国及び地域の中医学従事者が受験しました。

2003 年に世界中医薬学会連合会が成立し、左記の試験の主催がセンターから世界中医薬学会連合会に移されました。
1991 年の第一回開催から、針灸医師能力試験・中医師能力試験を既に 100 回以上行い、英語・フランス語・日本語・韓国語などの言語で試験を開催。
延べ 5000 名の受験生のうち、4000 名あまりが合格証書を受け取っています。
こちらの国際試験は毎年 10 月に開催される為、中医中薬専攻科 4 月入学生は 3 年次在学中の内科学履修後、10 月入学生は卒業後に受験資格を得ることができます。